身体能力と運動神経の違いは?身体能力が向上する時期などを解説!

身体能力と運動神経の違いは?身体能力が向上する時期などを解説!

2019年2月2日 オフ 投稿者: ゼビオ管理アカウント

スポーツの分野や学校の体育の授業で「身体能力が高い」や「運動神経が良い」とは幾度となく聞いたことがあるでしょう。身体能力と運動神経は一見すると同じような意味に聞こえますが意味は異なります。

 

本記事では身体能力についてメインに取り上げ、混同しやすい運動神経との違いも解説します。また、身体能力を向上させるにはある時期の過ごし方が大事になります。その点も含めて解説しますのでぜひ、参考にしてください。

 

 

身体能力とは?

まずは身体能力についての意味、定義について触れていきます。身体能力は英語で「physical ability」と言います。類語でもある運動神経との違いも書いていますので参考にしてください。

 

身体能力と運動神経の違いとは?

 

身体能力と運動能力には違いがあります。身体能力とは筋力や持久力、柔軟性など自分にもともと備わっている能力を意味します。

 

一方の運動神経は身体の能力(身体能力)を状況に合わせて使い分ける脳の指令を意味します。

 

どちらが重要であるかは一概に言えないものの、基本は身体能力がベースと考えたほうがよいでしょう。例えばバスケットボールの選手でAさんは筋力や筋持久力に優れているものの運動神経に劣っていてドリブルがうまくなかったとします。

 

また、Bさんは身体能力には劣るもののテクニックは理解できていたとしましょう。AさんとBさんのどちらが活躍すると思うでしょうか。

 

答えは「Aさんのほうが活躍する」です。Bさんのように運動神経に優れていても身体能力に劣れば指令通りに身体を動かせないのです。ただし、Aさんのように身体能力の高さがあれば一定の練習をこなすことでテクニックを身に着けることは十分に可能です。

 

脳の指令通りに動けるかが高いパフォーマンスを出せる要因になるのです。

 

身体能力は遺伝する?

 

身体能力に優れる人はあなたの周りにもいると思います。そこで考えてしまうのは「身体能力は遺伝」ではないかということです。

 

結論から言うと身体能力は後天的な要素が非常に大きくなります。後のテーマで詳しく取り上げますが幼少期からの身体の動かし方が影響します。

 

ケガなどに気を付けながら無理のない範囲で年齢に合わせた適度な運動をすることで身体能力向上につながります。

 

 

身体能力が高い人の特徴

ここからは身体能力が高い人の特徴を取り上げていきます。自分自身も含めて身の回りに以下の特徴が該当する人はいないでしょうか。チェックしてみてください。

 

初めて経験する競技でも人並みにできてしまう

 

一つ目特徴にあげられるのは初めて経験する競技でも並み以上にできてしまうことです。普通ならばすぐには対応できないものの、身体能力が高い人は普段の動きだけで順応してしまうのです。

 

中学、高校時代に複数の部活を掛け持ちして助っ人に呼ばれるような知り合いはいませんでしたか?そのような人は普段の練習している動きと身体能力でいろんなスポーツに対応していた人物です。

 

競技や練習中まわりが苦しがっている中でも平然としている

 

身体能力が高い人のもう一つの特徴はハードな練習をしていても涼しい顔でメニューをこなしてしまうことがあげられます。

 

具体例を出すと、長距離走をしても身体能力が高い人は呼吸の乱れも少なく平然とこなしてしまいます。もちろん、長距離に重点を置いたトレーニングをしている人は過酷なランニングでもこなしてしまうでしょう。

 

しかし、身体能力が高いと長距離の練習をさほどしなくても淡々とこなしてしまいます。同じ運動や動作を長時間行える能力が備わっているため簡単にこなしてしまうのです

 

 

ゴールデンエイジは身体能力や運動能力が向上する大切な時期

身体能力は後天的な要素が大きく影響します。身体能力を向上させるには大切な時期が3つあります。3つの時期をしっかりと理解して子供に運動させることで身体能力がアップします。

 

身体能力を向上させるのに重要な時期をゴールデンエイジと言い、前後の時期も含めて3つのゴールデンエイジがあります。

 

プレ・ゴールデンエイジ

 

まず、「プレ・ゴールデンエイジ」があり3歳から8歳の時期になります。プレ・ゴールデンエイジは運動における多くの動作を経験し、基本的な運動動作を身に着ける時期です。

 

いろんなスポーツや遊びを経験させ運動動作を覚えさせることを意識しましょう。右足を出そうと思っても左足が出てしまうなど体の制限が難しい時期ですのでいろんな動きを経験させるのが効果的です。

 

ゴールデンエイジ

 

自分が思うように身体を動かすことのできる9歳から11歳の時期をゴールデンエイジと呼びます。

 

プレ・ゴールデンエイジで身に着けた運動動作が土台にあると動きを見ただけですぐに技術の習得が可能になります。今までできなかった動きや技術の習得ができるようになる時期になります。

 

ポストゴールデンエイジ

 

ゴールデンエイジが終了すると12歳から14歳までをポストゴールデンエイジと言います。12歳から14歳になると神経系は9割以上が完成する時期でもあり、運動神経の成長が鈍くなる(止まる)時期にもなるため短期間での技術成長はなかなか見込めなくなります。

 

そこで重要になるのが現状の技術レベルを保ちつつ反復練習を取り入れて基本動作の質を高めていくことです。「考えながら練習しよう」と言われた経験はないでしょうか。運動神経の発展が見込めなくなるので考えて練習することで技術の習得に生かしているわけです。

 

以上、3つの時期が身体能力を高めるには大切な時期になります。年齢を示していますが個人差も考えられるため成長のスピードで3歳前後ずれ込むこともあります。

 

「中学生の時期にはなかなか身体能力が高まらなかったけれど高校生で飛躍した」というケース想定できます。人それぞれのゴールデンエイジがあることも覚えておきましょう。

 

また、親御さんや指導者であればその子に合ったトレーニングなどを行わせることも重要です。

 

 

身体能力をテストする方法の一例

身体能力の高さは印象で判断することが多くなっています。先ほど紹介したような身体能力の高い人の特徴を踏まえてみた感じで判断します。

 

しかし、身体能力をテストする方法もあります。端的に言うと「技術力が加わらない種目」で数値を出してみることです。

 

学校のスポーツテストの種目でいうとソフトボール投げは筋力以外にも投げる技術が加わるので身体能力テストとしては不適切です。技術力が加わらないテストには以下があります。

 

握力計で握力を測る

 

筋力の身体能力テストなら握力が分かりやすいでしょう。握力計を用いれば数値でしっかりと計測できます。

 

上体起こしで柔軟性を測る

 

上体起こしは簡単に言うと腹筋運動になりますが柔軟性をみる目安にもなります。筋力でいうと腹直筋と言ってお腹の正面にある筋肉があると上体起こしにも生きてきます。

 

1000メートル走などで持久力を測る

 

持久力をみるには1000メートル走がいいでしょう。先の2種目と同じでタイムが速いかどうかで判断するのでシンプルなテストになります。

 

 

身体能力の高さが際立つレジェンドアスリート

 

最後に身体能力の高さが際立つレジェンドアスリートを2人紹介します。ずば抜けた身体能力を持った2人になっています。

 

室伏広治

 

1人目は室伏広治さんです。日本人ながら投擲種目であるハンマー投げ種目においてオリンピック、世界大会の金メダリストです。

 

プロ野球の始球式に登場した際に130キロを超えるストレートを投げ込み観客を驚かせました。投球フォームはぎこちなさのあるものでしたが持ち前の身体能力でカバーしました。

 

立ち幅跳びでも3m60cmを記録。過去、オリンピック種目であった立ち幅跳びの世界記録が3m47cmですから軽々と超えてしまっています。

 

アスリートが集まるスポーツ系番組でも様々な種目でトップレベルの結果を出して優勝しているなど身体能力の高さを示すエピソードがたくさんあります。

 

室伏広治の握力と驚異の身体能力!トレーニング方法と伝説エピソードも紹介!

 

木村政彦

 

もう一人は木村政彦さんです。1995年(平成5年)に他界していますが日本の柔術家で柔道は7段の人物です。

 

人並外れたパワーが持ち味で「障子の桟(さん)の両端をもってつぶすことができた」、「太い鉛の棒を簡単に曲げた」など数々のエピソードがあります。

 

柔道の大外刈りも強烈で技をかけられた相手が失神してしまうほど。そのためか木村政彦さんは練習で大外刈りが禁じられたなどパワー系のエピソードは尽きません。柔道界では最強と言ってもいい人物です。

 

 

まとめ

今回は身体能力について取り上げました。運動神経とのちがいもあり、身体能力は後天的な要素が大きく影響することもわかりました。

 

特にお子さんをお持ちの親御さんや子供にスポーツを指導する指導者さんはゴールデンエイジを念頭に置き、運動に触れさせましょう。

 

※本記事内容は、sportnews.jp編集部が独自のリサーチにより、作成した内容です。実際にトレーニングをする際は、経験のある指導者・トレーナーと相談のうえ行ってください。また、トレーニングの際のケガや効果に関しての一切の責任は負いかねませんのであらかじめご了承ください

 

 

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